ランドセルの重さは平均どのくらい?重さだけで選ぶべきでない理由3選

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ランドセルの重さは平均どのくらい?重さだけで選ぶべきでない理由3選

人気ランドセルを検討しているけど、重さが気になるという人は多いのではないでしょうか。

ランドセルの平均的な重さは1,100~1,300gです。重さは素材によって異なり、天然皮革やコードバンは平均より100~200gほど重い傾向にあります。

ランドセルを選ぶ際に「とにかく軽いものを買うべき…!」と考えている方も多いのではないでしょうか?

確かに、なるべく子どもの通学時の負担を減らすためには、ランドセルの重さは大切なポイントです。

一般的なランドセルの平均重量は1,100~1,300gなので、1,000g以下ならかなり軽いランドセルといえます。

しかしランドセルは「軽ければいい」というわけではありません。

重量のほかに、下記のポイントもおさえてランドセルを選びましょう。

  • 子どもの体型に合うサイズ
  • 背負った時のフィット感
  • 着脱のしやすさ

いくら軽くても、子どもの身体に合わないと通学時の負担になってしまう恐れがあります。

今回は、小学生の子ども3人をもつ私が、ランドセルを重さだけで選ぶべきではない理由について詳しく解説します。

目次

ランドセルの重さは平均どのくらい?

ランドセルの重さは平均どのくらい?

ランドセル本体の重さは使われている素材によって異なります。

一般的には1,100~1,300gのランドセルが多く、天然皮革やコードバンは平均より100~200gほど重いのが特徴です。

教科書などの荷物が入っているランドセルは、さらに重くなります。

学用品メーカーのフットマーク株式会社で行った調査では、2024年3月時点での「全国の小学1~3年生のランドセルの重さ」は平均4.13キロでした。

2022年の調査よりわずかに減っているものの、2リットルのペットボトルを2本分背負っていると考えると、負担を感じている子どもは多いでしょう。

最近では「置き便」が進んでいることによって、過去と比較してランドセルの重量は減少傾向にあるようです。

私が子どもの頃は置き便は禁止でしたが、小学3年生の娘は国語・算数以外の教科書はすべて学校に置いてきているので、あまり負担がかからずに済んでいます。

人気10社のランドセルの重さを比較

ランドセル展示会

ここでは、人気10社のランドセルの重さをモデル別に比較していきます。

それぞれ見ていきましょう。

軽量モデルのランドセル重量を比較

各メーカーごとの軽量モデルのランドセル重量を下記にまとめました。

会社名モデル名重さ
セイバンスゴ軽 エアーⅡ約890g
ふわりぃレジェランド約880g
フィットちゃんゼロランド 安ピカッ約940g
池田屋防水クラリーノ スーパーライト約810g
イオンかるすぽ はなまるランドセル約970g
土屋鞄クラリーノ®・エフ約1,130g
ララちゃんスマート・ライト約1,190g
黒川鞄工房クラリーノ®︎F キューブ型約1,280g
モギカバンたくみ プレミアム ウノ約1,160g
羽倉ランドセルはねかる約1,160g

人気10社の軽量モデルの平均重量は約1,041gで、どのメーカーもランドセルの平均重量1,100~1,300gを下回っています。

中でも最も軽いのは、池田屋の「防水クラリーノ スーパーライト」で約810gでした。

一方で、黒川鞄工房の「クラリーノ®︎F キューブ型」は牛革と人工皮革を使用していることから、約1,280gとほかのランドセルよりも重めです。

軽量モデルは軽さを重視しており、耐久性や機能性が若干下がることもあるので慎重に選びましょう。

スタンダードモデルのランドセル重量を比較

人気10社のスタンダードモデルのランドセル重量は下記のとおりです。

会社名モデル名重さ
セイバンモデルロイヤル・レジオ約1,260~1,410g
ふわりぃグランコンパクト約980g
フィットちゃんフィットちゃんベーシックワイド約1,220g
池田屋防水牛革パステル約1,300g
イオンみらいポケット スマートNEO約1,160g
土屋鞄牛革約1,340g
ララちゃんエンジェル・ララ約1,290g
黒川鞄工房スムース牛革 キューブ型約1,480g
モギカバンたくみ スタンダード約1,330g
羽倉ランドセル耐性牛革スタンダード約1,310g

スタンダードモデルは、軽量性・機能性・デザインのバランスが取れているランドセルが中心なため多くの家庭に選ばれています。

人気10社の平均重量は約1,275gです。

スタンダードモデルには軽量で丈夫な素材が多く使用されています。

子どもが好きなデザイン・丈夫さなどを考慮して、ぴったりなランドセルを選ぶことが大切です。

高級モデルのランドセル重量を比較

人気10社の高級モデルのランドセル重量は下記のとおりです。

会社名モデル名重さ
セイバンホマレ アンティークコードバン約1,550g
ふわりぃプレミアムコレクション約1,180g
フィットちゃんグランナイトブラック約1,340g
池田屋防水牛革プレミアム約1,300g
イオンポロ ラルフローレン チェックコレクション約1,230g
土屋鞄コードバン約1,490g
ララちゃんオーダーメイドランドセル約1,330g
黒川鞄工房総コードバン約1,780g
モギカバンコードバン マエストロ約1,690g
羽倉ランドセルエイジングコードバン約1,460g

平均重量は約1,435gと、軽量モデルよりも約394g重いという結果になりました。

高級モデルは、最高級の素材や技術を用いて作られたランドセルが多いのが特徴です。

どのランドセルも耐久性・機能性・デザイン性に優れており、大人っぽさや高級感のあるランドセルを好む家庭に適しています。

軽量モデルより重量はありますが、軽く感じられる身体の負担になりにくい設計のランドセルが多い印象です。

6年間の使用に十分に耐えてくれる品質を誇るのが高級モデルの魅力といえます。

ランドセルを重さだけで選ぶべきでない理由3選

ランドセルを重さだけで選ぶべきでない理由3選

ここでは、ランドセルを重さだけで選ぶべきではない理由を3つ紹介します。

1つずつ見ていきましょう。

軽いランドセルは重いランドセルに比べて強度が落ちる傾向

軽いランドセルは、一般的な重いランドセルよりも強度や耐久性が落ちる傾向があります。

ほとんどの軽いランドセルは、使用する素材や金具などを軽くすることで軽量化を図っているのが特徴です。

しかし軽量化のために強度や耐久性が犠牲になり、長期間の使用による型崩れや破損のリスクが高くなる可能性があります。

ランドセルは6年間使用するため、耐久性はとても重要なポイントです。

通常のランドセルより100g単位で軽いランドセルは「子どもの負担を軽減してくれるはず…」と感じるでしょう。

ただし軽量化に力を注いでいる分だけ補強材を減らすことで強度が低くなっている製品もあることを念頭に入れておいてください。

娘が1年生のときは重そうでしたが、3年生の今は文句を言うことなく登下校しているので気にしすぎだったかなと思います。

実際の重量よりも軽く感じる工夫がされているかが重要

ランドセルは、実際の重量よりも軽く感じる工夫がされていることが大切です。

下記のような工夫をされているランドセルは実際に背負ったときに軽いと感じやすい傾向があります。

軽く感じるランドセルの特徴
  • 背中にフィットする
  • 肩ベルトがずれにくい・肩の形に合うような形状
  • 肩ベルトを微調整できる
  • 肩ベルト・背あてに厚みのあるクッションを使用している
  • 背カンが可動式でスムーズに腕を通せる

たとえばランドセルと背中に隙間ができている場合は、実際の重さよりズッシリと肩に重さを感じてしまいます。

反対に背中にしっかりとフィットする形状のランドセルは、重さを均等に分散させるため実際の重さより軽く感じやすいのが魅力です。

単純に重さを比較するのではなく、実際に子どもにランドセルを背負ってもらって軽く感じるか確認してみましょう。

軽いランドセルではなく、子どもが軽く感じるランドセルを選んでくださいね。

子供の成長とともに重さは気にならなくなる

小学校低学年の頃は、子どもの負担を心配して軽いランドセルを重視する方も多いでしょう。

しかし子どもは成長とともに体力も向上していくため、ランドセルの重さはあまり気にならなくなります。

3年生の娘には軽量モデルを選びましたが、2年生あたりからランドセル全体がヘタってしまいました。

また高学年になるとランドセル自体の重さより、教科書や学用品などの荷物の重さが問題になるケースが多いです。

とはいえ「1年生に重いランドセルを背負わせるのは可哀想…」という理由から、なるべく軽いものを選んでしまいがちです。

入学時の体格を基準にするのではなく、6年間使用することを考慮し、耐久性・機能性など総合的に判断してランドセルを選びましょう。

長期間の使用を見据えて選ぶことで納得のいくランドセルを見つけられるでしょう。

まとめ:実際の重さよりも「子どもが軽いと感じる」ランドセルを選ぼう

軽いランドセルは、重いランドセルよりも強度や耐久性が落ちる傾向があります。

そのため6年間の使用に耐えられない可能性があるので、安易に重さだけで選ぶことはおすすめしません。

ランドセルを選ぶ上で大切なのは、「実際の重さよりも軽く感じる工夫がされているかどうか」です。

たとえば肩ベルトのフィット感や背中部分のクッションの厚さなど、子どもが快適に背負える設計かどうかを重視しましょう。

さらに子どもは成長とともに体力が増していくので、初めは重く感じていても、成長していくにつれて気にならなくなるものです。

強度・耐久性・デザイン性など総合的に判断して、子どもが軽く感じられるランドセルを見つけましょう。

販売店や展示会で実際のランドセルを背負って確認することで満足のいくランドセルを見つけられるでしょう!

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この記事を書いた人

ランドセルTIMESは、ランドセルを丁寧にレビューするWebメディアです。「楽しいランドセル選びをお手伝い」をコンセプトに、本当にタメになる情報を追及して記事を作成しています。

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